あらかじめ書いておくのだけれども、今回書き連ねようと思っているのは、あくまで自身が今まで漠然と考えていたコトを、半ば無理矢理に文章化してみたモノだ。
最近、何気に色々なトコロで語られ始めているコトをテーマにするのは、非常に難しい。ともすれば、他者の意見に対して否定的なアプローチと考えられてしまうかもしれない部分も出てきてしまう可能性はあるわけで。
もちろん、自身のエントリーには、特定の方や、その方の意見を否定/非難するような趣旨は、一切含まれていないし、そうするつもりも、当然ながら無いわけで。あくまでも「あ、こいつは、こういう考え方なんだな…」と解釈していただければと思うわけで。
さて、まだまだ前置きっぽい文が続くのだけれども、最近やたらと “トリプル メディア” なるモノが、あちこちで語られるようになった気がする。ただ、正直なところ、個人的には「なんで今さら…?」というような感想になってしまうわけで。
そう。この考え方自体は、実際、ずいぶん以前から語られているのではないかと思っている。少なくとも、ここ数ヶ月のコトではないだろう。こういった考え方をベースに据えたコミュニケーション設計だって、これまで少なからずなされているわけで。あえて言うなら、今の、このタイミングで遅まきながら、ソレを語る書籍が著されたであるとか、いわゆる “Buzz っている” 背景には、そういった要素も多分に含まれているのではないかと思う。
この “トリプル メディア” という考え方。このブログを読まれている方々であれば、もはや今さら説明するまでもないコトだとは思うのだけれども、
- Owned Media
- Earned Media (Social Media と言われるコトもあるがどちらが多いのかな)
- Paid Media
の 3 つに、“メディア” を分けて考えるモノだ。そして、コレを図示すると、既に毎度おなじみな感もある、以下のような図になるわけで。
さて、ここからがようやく本題。今回のテーマは「考え直した方がいいかもしれないトリプル メディア」としているのだけれども、個人的に、今漠然と考えているのは “上記に図示されているような考え方” では、もう現状との乖離が起こり始めているのではないかというコト。もはや、今の “ソーシャル メディア” を考え、その上で、コミュニケーションを設計してみると、この図では収まらなくなってしまうのではないかと考えていたりするし、そもそも、この図自体、あまりにも漠然としているような印象がぬぐえなかったりするわけで。
それぞれのメディアが、すべて “ソーシャル メディア” 的な側面を持っている、というより、今 “ソーシャル メディア” という言葉で、色々と考えられ始めたコトで、初めて Owned Media/Earned Media/Paid Media それぞれのメディアの立ち位置が見えてきたような気もする…、というコトを考えると、絵の描き方が変わってくるかもしれない。むしろ、こう考えた方が、現状を反映しているのかも…、と漠然と描いてみた。
円を一つ加えるだけで、だいぶイメージが変わってきた。
正直言って、ベン図をぐるりと囲んでいるのは “Social Media” というより、むしろ “Society” というか、いわゆる “社会そのもの” と考えた方がいいのかもしれない。
そうやって考えていけば、考えていくほど、色々悩み始めた。これでは、まだまだ漠然としているような気がするというか、微妙に位置付けに困ってしまう要素があるような気がする。ソレは “リアル” の存在。
今まで、“トリプル メディア” を語るとき、例えば Paid Media の部分には、広告媒体がオンラインやアナログ問わず並べられていたような気がする。確かに、ソレ自体は間違っていないのだけれども、コレでは漠然とした描き方になってしまうような気もするし、実際、“トリプル メディア” というモノを考えて、コミュニケーションの絵を描いていくときに、かなりごちゃごちゃした図になるな…、と思ったわけで。
ソコで、“デジタル” と “リアル” と分けて考えてみた上で、上記の図を、さらにいじってみた。
いきなり三次元になってしまった… (汗)。
もちろん、この大仰な球体も、“Social Media” というより、むしろ “Society” というか、いわゆる “社会そのもの” として考えた方が自然なんだろうと思う。
ただ、その中に、“デジタル” と “リアル” の世界にあるモノが、それぞれ同じような形で、いわゆる “トリプル メディア” といわれるような構造を持っているはずだ。
・・・と、ココまで、あれこれ悶々としながら絵を描いてきたのだけれども、こうやって考えていくと、仮に、“デジタル” と “リアル” をうまくミックスさせたコミュニケーションを組み立てていくにあたって、押さえておいた方がよいかもしれない部分が、今までよりは、おぼろげながら見えてきたような気がする。
ソレを、あえてわかりやすく、以下のように描いてみた (今回は絵が多い…) 。
つまり、
| ➀ | Digital / Owned Media | 自社サイト等 |
| ② | Digital / Earned Media | Blog, SNS, Twitter, YouTube 等々 |
| ③ | Digital / Paid Media | オンライン媒体等 |
| ④ | Real / Owned Media | 自社イベント/セミナー等 |
| ⑤ | Real / Earned Media | 街頭パフォーマンス/店頭イベント等 |
| ⑥ | Real / Paid Media | アナログ媒体等 (プレスツアー含) |
上記のように、それぞれに、どのような展開が考えられるかを、一つ一つ置いてみるというコトをやってみる。
そして中心に、何かしらの “核” として位置付けられるモノを据え、その “核” にあたる存在が、“デジタル” における “トリプル メディア” から、“リアル” における “トリプル メディア” にいたるまで、一通り登場するような形を作り、さらに、それらをすべてつなげるような形でコミュニケーションの設計をしていくというコトができる。
コミュニケーションの設計の仕方としては、実に基本的な部分になってくると思うのだけれども、こうやって絵を描いてみるコトで、どこに対するアプローチが足りていないのか、というようなコトが、よりわかりやすく浮き彫りになってくるのではないかと思う。
コレまでの “トリプル メディア” の概念図だと、どうしても、この “デジタル” と “リアル” の網羅性が見づらくなってくると思われる。そこで、あえて “トリプル メディア” を 2 つ。いわば “ダブル トリプル メディア” という形で考えてコミュニケーションを設計していけば、より “デジタル” と “リアル” のつながりを活かした戦略が生まれてくるのではないかと思うわけで。
そういうわけで、実は、自分で実践してみたのだけれども、この実践例については、また別な機会に書こうかなと思っていたりするわけで。
