すでに、少し前置きをしていたように、ブログ引越し後の、最初のエントリーは、自身が、約 1 週間ばかりの出張 (in U.S.) で、本社の人間と色々と話をしていた中で、気付いたコト等々を書き残すというカタチにしようと思う。
思えば、ブログに何かを書き残すというコト自体、ずいぶん久しぶりのコトだったりするのだけれども、今回自身が見聞き、そして感じ、考えたコトは、少なくとも、今後 1 年くらいの自分の活動にあたって、かなり重要な要素を占めてくるのではないかと思うので、忘れないように書き残しておこうかと思っていたりするわけで。
これらの断片は、すでに滞在中に、自身の Tweet として細切れになって残っていたりするのだけれども、もちろん 140 文字では、当然ではあるが十分なモノではない。ただ、このブログをご覧になっている多くの方々は、これらの断片を読まれているはずなので、これから先の (多分何回かに分けられるであろう) エントリーでは、これらの Tweet を元に、そのディテールを語っていくようなカタチにしようと思っている。
Tweet 1: 本社の人間と色々と話をしているのだが、少なくとも日本でいわゆる「ソーシャルメディアマーケティング」と呼ばれているモノは、非常にプリミティブというか、稚拙というか、遅れてるというか…、少なくとも US で行われているモノと同じ土俵で語っちゃいけないというコトをひたすら痛感した。
いきなり大きなハナシから入ってしまうのだけれども、これが、今回自身が最も強く感じたコトだ。今回、U.S. で、ずいぶん多くのマーケターたちと、ハナシをする機会があったのだけれども、彼 (女) らとのハナシから得られた、いわゆる “気付き” を、一言で語ると、こうなってしまう。
(決して「ソーシャル メディア リード」という名ではないのだが) 全社的にソーシャル メディア関連の施策を推進させていく立場として、そのタスクフォースの中心になっている担当者とのハナシ、そして製品部門のデジタル マーケティング担当のハナシ、その他、ソーシャル メディアという世界に、何らかの形で業務的にかかわっている担当のハナシ…。それぞれ異なる立場から、色々なハナシを聞いたのだけれども、共通しているのは “「ソーシャル メディア マーケティング」 (と、あえて呼ぶが) というモノに対するアプローチ、そして、その前提となる考え方からして、日本のそれとは異なる” というコトだったわけで。
この「違い」を一言で言い表すのは難しい。ただ、「ソーシャル メディア マーケティング元年」という言葉のもとに、今日本の多くの企業が、そのマーケティング施策の中に取り入れようとしている “ソーシャル メディア活用” の核の一部になってくるであろう “傾聴” や “エンゲージメント” (この言葉も、かなり語弊があるのかもしれないけれども) という概念は、彼 (女) らの中では、すでに半ば共通認識のような状態で語られている。
彼 (女) らが、目下真剣に考えているコト。ソレは、これらの概念をいかにして形にし、かつ効果的、効率的に活用できるかだったりする。ソレは、もう「口コミで安価に情報を拡げよう」というような安易な次元ではなかったりするのが実情だ。
事実、彼 (女) らと話をしていて気付いたのは、
Tweet 2: 今回ものすごく印象的だったのは、ソーシャルメディアの活用のハナシになると、必ずと言っていいほど出てきていた "Buzz" とか "Viral" という単語がすっかり影をひそめて、代わりに "Advocacy" という単語が明らかに多くなっているというコト。
この Tweet が象徴していると言ってもよい。
少なくとも、去年の夏、つまり約 1 年ほど前までは、まだ彼 (女) らとの会話の中にも “Buzz” や “Viral” という単語が出てきていたのを記憶している。実際、とある企業が公開した YouTube 上の Movie をネタに、「いかに口コミで情報伝播の ROI を高めるか」といったような議論がなされていたのだ。
ただ、そこから約 1 年程度の時を経て、その潮流は確実に変わっている。彼 (女) らの口から、いつしか “Buzz” や “Viral” といった、いわゆる “Buzz Word” はすっかり出てこなくなり、代わりに “Engagement” や “Listening” や、“Network” という単語がポンポンと飛び出してきているわけで。
そういったコトをはじめとし、今回様々なハナシを聴くコトができた。次回以降引き続き、彼 (女) らとのハナシのエッセンスを、ココに書き残していこうと思う。

原点回帰というか「マーケティング」というプロダクトのライフサイクルの中をグーグルもといグルグル回っている感じですねw
Posted by: 山本@五反田 | 2010/06/07 at 19:11
面白いですね。
専門外なのですが、バイブルを作られた時の差異と今回の差異は明らかに異質なものなのだろう、と僕にも推測出来ます。
そして日本側がもう一段階進むと、またバイブルを作られた時の差異に問題が戻されるのかな、と。
「コストかけずにクチコミで…」みたいな発想に陥りがちなのは、もしかしたら日本人は先行投資(労力・教育・育成を含む)という考え方が苦手なのかな、と思いました。
もしそうなら、“傾聴” や “エンゲージメント”はイージー(インスタント?)には作れないだけに、今後のgosukeさんがどう動くか、とても興味深いです。
Posted by: S_Matsu | 2010/06/08 at 00:47
山本@五反田さん>
てゆーか、コメントがめちゃくちゃ早いんですが…w
確かに、おっしゃるとおりかもしれません。原点に戻ってきているというか、歴史は繰り返しているというべきか…。いずれにせよ、一年前と比べて、大きく異なっている印象があったのは事実です。
S_Matsu さん>
そうなんです。実は昨年 "Buzz や Viral という言葉を U.S. が振りかざす前に、さっさとしっかりとしたフレームワークを作ってしまえ" という意図で動いていたはずなのに、今あらためて見たら、あっさり追い抜かれちゃったというか、なんというか…。
今後、どうしていくべきか、今、まさに悩んでいるところだったりします。
Posted by: クマムラゴウスケ | 2010/06/08 at 02:34