と、若干懐疑的なニュアンスのタイトルで始めてしまうのだけれども…。
このブログを読む方の大半は、常日頃、ソーシャル メディア、そしてソーシャル メディア マーケティングに関する情報を探していらっしゃるだろうと思うので、このタイトルだけで「あぁ、あの調査結果のコトか…」とイメージされるだろうとは思うのだけれども、コレは先日 MMD 研究所によって実施・発表された「企業での Twitter 導入に関する動向調査」のコトだったりするわけで。
コレをじっくりと読みつつ、色々なコトを考えていたのだけれども、その中で思ったコトを、忘れないように、ココに残しておこうというコトで、久々のエントリー。
正直、タイトルにも使わせていただいた「Twitter 導入後、効果が出ている」というフレーズと、「50.9%」という数字が独り歩きしているような印象がぬぐえないというのが、自身の率直な意見だったりする。
よくよく見れば、n=673 人に対し、24.5% が「Twitter を企業活動に導入している」と答えているので、165 人。この 165 人の 50.9% なので、84 人といったところか…。
「84 人」という数で具体的に表すと、この調査結果のイメージも少しは変わってくると思うのだけれども、この数の大小はさておき、実際、Twitter 導入後、本当に効果は出ているのだろうか…? というのは、実は自身でも大いに悩んでいるトコロだったりする。
もちろん Twitter を、何らかの形で企業活動に導入していくというコトに対し、その「効果が無い」と言い切るつもりは全くないし、実際、そう思ってもいない。「効果が無い」と明確にわかっていれば、そもそも Twitter を活用して云々…、という実践にも踏み込んでいないだろうし…、と考えてはいる。
ただ、コレは、ひょっとして既に企業の何らかの活動の一環として Twitter を活用されている方の間でも、少なからず同じコトを考えている方々がいらっしゃるのではないかと思うのだけれども、本音としては「効果が無いとは決して言わない。ただ、一方で、どのような形で、どの程度の効果が出ているのか、その手応えは明確な形で感じられない」というトコロもあるのではなかろうかとも思うわけで。
実際、コレは Twitter に限らず、ソーシャル メディアを企業活動に導入していくにあたって、その “中の人” として、実践されている方、あるいは何らかの戦略や施策に携わっている方も含め、感じるコトが多いのではないかと思う。
以前から、自身の意見として「ソーシャル メディア マーケティングを実践していく際には、まず社内啓発、とくに上層部のコミットは不可欠である」というコトを述べている。実際、そういったコトを前提にしてソーシャル メディア マーケティングを実践されていらっしゃる方々も、少なからずいらっしゃると思う。ただ、いざ実践し始めて何ヶ月かの期間が経過した際に、やはり、どうしても話題になってくるのは「で、何らかの形で効果は出たの?」という点になってくるはずだ。ソレは、実際に “中の人” として活動をしている担当者であれ、ソーシャル メディア マーケティングの実践を社内的にコミットしてくれている上層部であれ、同じだろう。
Twitter 活用をはじめとした、ソーシャル メディア マーケティング施策を実践するにあたって、その前提として「中長期的な視点に立った形での運営」というコトも、ある意味必要な考え方であるのだけれども、仮に中長期的な視点に立って運営していくとしても、ある程度の形で結果を伴ってこないと、さすがにマズい。いくら「中長期的」といったところで、1 年も 2 年も、何のアウトプットも無いままで、だらだらと展開させてくれる企業は、そうそう無いはずだ。
“中の人” は、まだいい。少なくとも実際に Twitter 等を用いてソーシャル メディア上で、何らかの形で誰かとコミュニケーションを展開しているわけだし、その中で色々なコメントであったり、フィードバックであったりを直接受けるだろう。仮に、その数が非常に少なかったとしても、何らかの形でモチベーションを保ち続けるための要素にはなってくれるはずだ。ただ、“中の人” 以外の方々は、こういった形で、コメントやフィードバックを直接的に受けるコトができないので、そもそも実感として何も得られないコトが多い。そして、その手応えを感じるために、客観的なレポートを見て判断することとなるケースが多くなってくるわけで。
ただ、ココで問題になってくるのは「数字」だったりする。コレは、主体的にソーシャル メディア上におけるコミュニケーションに関与してこない方々にとって、実際に手応えを感じてもらうために、非常に重要になってくる要素なのだけれども、その数字というモノを、どのような形で出し、そしてまとめていけばよいのか…。そもそも数字という概念で語るコト自体可能なのか? というトコロが非常に悩ましい点にもなってくるわけで。
実際、Twitter に限らず、ソーシャル メディアを何らかの形で、ビジネス上の施策に導入していく際に、この効果測定という部分が必ず問題になってくる。コレには色々と理由があると思うのだけれども、まず、“数字の取り方や、その信頼性” という点が考えられると思う。そして、もう一つ、そもそも “感情” という、なかなか数値化できない要素が、ソーシャル メディア マーケティングを展開していくにあたって、非常に大きな部分を占めるというのもあるだろう。
ということで、あえて「連続シリーズ」という形で、長々と続けるという形では想定していないのだけれども、これからしばらく、この効果測定という部分に関して、自身でも悶々としつつ、思うところを書き連ねてみようと思う。

