この一連のエントリーのテーマでもある「ソーシャル メディアをコンサルする」というシゴト。これまで「実際のところ、求められるスキルセットにマーケティングという要素が無くてもつとまってしまうようなコトしかやっていない」という点について触れてみた。
とはいえ「コンサルタント」を名乗るからには、何らかのバックグラウンド、そして高いスキルを持っている分野があるわけだが、じゃぁ、これまで「ソーシャル メディアをコンサルする」シゴトにおいて求められてきた (と言うよりも、それさえあれば最低限「コンサルタント」を名乗ることができた) スキルセットであったり、バックグラウンドとは何だったのだろうか? 今回は、そのあたりを掘り下げてみようと思う。
おそらく、コアとなるスキルセット、およびバックグラウンドは、大きく 3 つに絞られてくると思う。つまり、こんな感じだ。
- Web 周りのシステム、ツールに対する「テクニカル スキル」(開発ができるとなお良い)
- 以前からブログ等を頻繁に書いており、最近では Tw や FB 等で積極的に他者と仲良くコミュニケーションを取るための「情報発信およびコミュニケーション スキル」
- 常日頃 "オンライン上の" 数々の情報に対して網を張り巡らせ、目新しい方法論、事例、小ネタ等を巧く収集するための「リサーチ スキル」(これらを一旦咀嚼して、自分の言葉のように語れるとなお良い)
基本的に、これら 3 つのスキルがある程度備わってさえすれば、「ソーシャル メディアをコンサルする」というシゴトは、それなりにつとまっていたようにも思える。あとは、これら 3 つのスキルの割合がどうなっているかだ。1. の配分が高ければ、いわゆる「チャネルの立ち上げ」や「アプリケーション開発」方面がメインになってくるだろうし、2. であれば「運営コンサル」もとい「運営代行」的な内容になってくる。 そして 3. が強ければ、いわゆる「コミュニケーション施策の提案」方面に伸びてくるだろう。
いずれにせよ、個人あるいはチームとして、これら 3 つのスキルがベースとして備わっており、その配分がどうなっているかで、ある程度現在の「ソーシャル メディアをコンサルする」シゴトは類型化されるように思える。あと、これらに加えて差別化要因があるとすれば「(英語がメインだが) 語学力」「(アウトプットなどに見られる) クリエイティビティ」あたりになってくるだろうか…。こういった形で書いてみると、みなさまのアタマの中でも「あ、あの人は 1. のタイプだな」とか「あの人は 2. が強いな」という感じで、具体的にイメージできるかもしれない。
ただし、これらのスキルは、もともと「マーケティング」がきちんとできている状態であれば非常に強力な武器となってくるであろうが、「これらだけ」で勝負するとなると、もはや厳しい状況になっているのではないかと思われる。遅まきながら、という感はあると思うのだけれども、これから「ソーシャル メディアをコンサルする」シゴトは、少なくとも「マーケティング活動においてソーシャル メディアを巧く組み込む力を持っているマーケティングのコンサル」であったり「コミュニケーション活動においてソーシャル メディアを巧く組み込む力を持っているコミュニケーションのコンサル」であるコトが求められてくる。つまり「オペレーション」だけに focus しないような動きが要求されてくるわけで。
ということで、次回以降「じゃぁ、なんで変わることが求められてくるのだろうか」という部分を、もう少し掘り下げつつ書いてみようかと思う。
